SHOES LIKE POTTERYは、その名のとおり、焼き物のような靴。製造の最終工程で、しなやかかつやわらかなソールにするために窯に入れることから名づけられました。そうしてつくられたキャンバススニーカーは、丈夫で、形もくずれにくいのです。デザインはシンプルですが、特筆すべきポイントがふたつほど。ひとつめは、ソールのゴムテープ。縄目を型押ししているから、まさに焼き物のように、1点ずつ異なる表情が生まれます。ふたつめは、ゴムテープの継ぎ目にあしらったロゴマーク。もともとヨーロッパで製造元を証明する用途で使われてきたシーリングワックスに見立てています。ロゴマークはかつての社印で、月星シューズといえばおなじみですね。1873年創業の、ムーンスターの逸品です。